これまでに講演や授業で使用するために作成した，シミュレーションプログラムを公開しています．
いずれも JavaScript で書かれており，Web ブラウザ上で動作します．

• M/M/c 待ち行列のシミュレーション

  • M/M/c 待ち行列の視覚的なシミュレータです．
    サービス時間の長い客がサーバをブロックして待ち行列が伸びていく様や，サーバを追加すると待ちが劇的に小さくなる現象が見て取れます．

• Lindley 方程式 (M/M/1) のシミュレーション

  • 単一サーバ待ち行列モデルにおける次の関係式をシミュレートしたものです．

    \(\qquad\quad D_n = \max(0, D_{n-1} - G_n) + H_n\)
    
    \(\quad D_n\): \(n\) 番目の客の滞在時間 (＝待ち時間＋サービス時間)
    \(\quad G_n\): \(n-1\) 番目の客と \(n\) 番目の客の到着間隔
    \(\quad H_n\): \(n\) 番目の客のサービス時間
    標本数を大きくすると，定常状態へ収束していく様が観察できます．


• AoI 過程 (M/M/1) のシミュレーション

  • Age of Information (AoI) は，情報の鮮度を定量化する指標として近年注目されているものです． (拙著解説はこちら)．

    このシミュレータでは，標本数が大きいとき AoI が定常状態へ収束していく様が観察できます．